みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。
今回の記事のテーマは、「柱状図」です。
これは公立高校入試の理科においてたびたび出題される問題で、正答率が低くなる傾向があります。
といっても解き方はシンプルですので、マスターして他の受験生と差をつけていきたいところです。
早速、解説に入っていきましょう!
また、今回ご紹介した手法を交えて実際の入試問題を解説してますので、以下の記事もご覧ください。
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覚えるべきことは1つだけ!
柱状図の計算問題で、意識すべきことはたった1つです。
かぎ層とは、その地域の地層の様子を読み取るのにヒントとなる層のことをいいます。
かぎ層としては
- 示相・示準化石を含んだ地層
- 凝灰岩を含んだ地層
- 石灰岩・チャートを含んだ地層
がよく利用されます。
例題を通して詳しく説明していきます。
柱状図の計算問題の例題
以下の例題に挑戦してみましょう。
まずは解説を読む前に、この問題を考えてみてください。
例題の解説
それでは例題の解説に入っていきましょう。
(問1)の解説
まずは各地点に凝灰岩の地層があるので、これをかぎ層として考えましょう。
Dの柱状図から、凝灰岩の層の上部の標高は 90 – 1 = 89[m] となります。
これを基準として、柱状図を標高を基準として書きかえると下のようになります。
よって、(1)の答えは、ア:B, イ:C, ウ:Aとなります。
(2)は、アにおけるれき岩と砂岩の境界の標高は92[m]で、ウにおける泥岩と砂岩の境界の標高は102[m]となります。
(問2)の解説
この問題でも凝灰岩をかぎ層として利用します。
そうすると、標高を基準として柱状図を書き換えると下のようになります。
QとRの柱状図を比較すると、各地層の標高がそろっているため、南北方向で傾いていないことが分かります。
次にPとQを比較すると、Qの方がPよりも凝灰岩の層が上に位置しているので、西から東に向かって傾いていることが分かります。
まとめ:たったこれだけ!中学理科「柱状図」の問題の解き方を解説
いかがでしたか。
今回の記事では「柱状図」の問題の解き方について解説しました。
この問題では、かぎ層に注目して標高を基準に柱状図を書き換えるのが肝です。
問題演習を行ってゆく際は、是非参考にしてみてください。
また、今回ご紹介した手法を交えて実際の入試問題を解説しておりますので、こちらもご覧ください。
ご一読いただきありがとうございました。
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