みなさんこんにちは、ゆーきゃんです!
今回は英語の長文読解の勉強法やコツについて解説していきます。
長文読解が苦手な学生さんも多いかと思いますが、
長文読解は高校入試の英語の配点の約半分を占める問題なので、
得意になっておけば高得点も期待できます。
早速、本題に入っていきましょう!
長文の読み方の基本
まず、英語の長文読解の大前提となる「長文の読み方」の話をしておきます。
基本的に、注意すべきことは2つです。
いちいち1文を日本語に訳して読んではいけない
1つ目は、「いちいち1文を日本語に訳して読んではいけない」ということです。
例えば、” I am a university student. I study math at my university and it is very interesting.”
という英文があったとしましょう。
長文読解が苦手だと感じている方は、この2文を
「私は大学生です。私は大学で数学を勉強しており、それは大変面白いです。」
と日本語に訳して読んでいませんか。
このように1つ1つの英文を日本語に訳してゆくと、全文を読み終えるのに時間がかかってしまいます。
長文読解の勉強はこのような読み方から脱却することから始めましょう。
では、どのように読んでいけばよいのでしょうか。
「英語の語順で、日本語の意味をとっていく」とよいでしょう。
先ほどの英文の場合で、上記のことを実践すると、
例えば、” I am a university student. I study math at my university and it is very interesting.”
「私は/~です/大学生。私/勉強する/数学を/大学で/そして/それは/~です/とても/興味深い。」
という風になります。
いきなり長文読解問題でこのような読み方を実践するのは厳しいので、
まずはこのような読み方を練習するとよいと思います。
分からない単語が出てきたら読み飛ばす
2つ目は、「分からない単語が出てきたら読み飛ばす」ことがあげられます。
公立高校の入試であれば、異次元に難しい単語が出てくることは少ないですが、
私立ではそのような単語が出てくることが多くあります。
そのような場合は、その意味をずっと考えていると時間が経過してしまうので、
少し考えても分からない場合は読み飛ばしてしまうのが吉です。
また、英語は同じ表現での言い回しを何回も繰り返し用いることを嫌う言語です。
ですから、同じことを繰り返し述べるときは、その都度似たような意味をもつフレーズに言い換えていきます。
そのときは意味が分からなかったとしても、前後の文脈から意味を推定できることもあります。
そのような背景から、考えても分からない場合は軽く読み飛ばすことが大切です。
設問を解くときのコツ
次に、設問を解くときのコツを解説していきます。
先に設問に目を通し、本文を読み進めて該当箇所に来たときに問題を解く
長文読解問題でよく疑問に思われることとして、
「先に設問に目を通した方がよいのか、あるいはいきなり長文を読み進めた方が分からない」
ということがあります。
私は、「まず設問に目を通した後に、長文を読み進める」ことをおすすめします。
英語の長文読解問題では、内容真偽問題(本文の内容に一致するものを選ぶ問題)や内容に関する英問英答問題がほぼ必ずといってもよいほど出題されます。
長文を読み終わった後にこれらの問題に取り組もうとすると、読んだ内容を忘れてしまって正答率が落ちます。
ですから、まずは設問に目を通すとともに、内容真偽問題がある場合は各選択肢も読んでおきます。
それを行った上で、本文を読んでいきます。
そして本文を読み進めながら英問英答の解答根拠となる箇所や、内容真偽問題の選択肢の真偽判定ができそうな箇所に来たら、それらの問題を解いてしまいます。
こうすることにより、問題の正答率は本文をすべて読んでから解くよりも高くなります。
つまり、本文と設問を行ったり来たりすることが大切です。
空所補充問題の考え方
英問英答や内容真偽問題は今説明したやり方で基本的には解けます。
読解問題で最も厄介なのは、本文中に空所がありそこに適切なフレーズを入れる問題(これを「空所補充問題」といいます)です。
最近の公立高校入試においてもこの手の問題が出題されるようになってきました。
この問題はどのようにして解いていったらよいのでしょうか。
- 指示語や接続詞(ディスコースマーカー)に注目する
- 空所の前後を読んで、文脈をとらえる
基本的にはこの2点に注意するとよいかと思います。
長文読解におすすめの参考書
長文読解に対応してゆくための参考書をご紹介します。
長文の読み方を身につける参考書
まずは長文の読み方を身につけるための参考書をご紹介します。
スラッシュリーディングなど長文読解を解くために不可欠なテクニックが解説されており、
その後に実際の読解問題を解くという構成がとられています。
読解問題では基本・標準・実力でレベルアップしてゆくので、無理なく学習を進めることができます。
初学者の方におすすめの1冊です。
長文読解の問題演習に最適な参考書
続いて、長文読解問題の問題演習に最適な参考書をご紹介します。
公立高校から難関私立校レベルまでのステップアップ式学習が可能で、長文読解の力を固めるには最適な1冊です。
公立高校レベルが完成し、難関私立校レベルまで対応できる力を養いたいという方はこの2冊がおすすめです。
全国の難関私立校の問題を分析し精選された長文問題が収録されているので、効率的に長文読解力を養うことができます。
まとめ:[高校入試]英語「長文読解」の攻略法!
いかがでしたか。今回の記事では、
- 1文1文を日本語に訳すのではなく、英語の語順で意味をとらえてゆく
- 設問に目を通してから本文を読み、本文と設問を行ったり来たりする解き方を実践する
- 空所補充問題では空所前後の文脈をとらえ、指示語や接続詞に注目する
ことがポイントでした。
次回の記事では、これらの原則を実際の問題で実践していきたいと思います。
ご一読いただきありがとうございました。
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