みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。
今回のテーマは、日本語訳のない「並び替え問題」の解き方についてです。
このタイプでは、日本語訳のある場合と比較して、英語の総合力が問われます。
非常に難問化しやすいので、中学生の皆さんにとったら、タチの悪い問題です。
とはいってもよく出題されますので、どうにかしてできるようにしていきたいところです。
そこで、本記事では日本語訳のない並び替え問題の解き方を考えていきます。
また、本記事と合わせて以下の記事も是非ご覧ください。
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日本語訳のない「並び替え問題」の解き方
日本語訳のない「並び替え問題」は以下の手順で解いていくとよいでしょう。
また、各品詞のなり得る英文上のはたらきは以下の通りです。
これらは前提知識として、覚えておきましょう。
「文の要素」に関してはこちらで解説しているので、合わせてご覧ください。
さて、上記事項を駆使して、問題を解いていきましょう。
例題にまずは挑戦してみよう
まずは以下の例題を自力で解いてみましょう。
例題の解説
それでは、例題の解説を行っていきます。
(1)の解説
まずは原則通り、各単語の品詞を分析していきましょう。
- do…「動詞」または「助動詞(疑問文や否定文で用いる”do”のこと)」
- like…「動詞」または「前置詞」
- to…「前置詞」
- sports…「名詞」
- what…「疑問詞」
- you…「名詞」
となりますね。
この問題ではAの発言を完成させるわけですが、Bの発言に注目します。
そうすると、Bは「私はよく野球を見る」ということを答えていますね。
Aの発言は疑問文であることを踏まえると、並び替えてできる英文は「テレビでどんなスポーツを見るのが好きですか」という意味になることが分かります。
そうすると、「主語」は”you”で、「動詞」は”like”と決まります。
また、”like”の「目的語」は「テレビで~を見ること」となるので、「to不定詞」を用い、”to (watch on TV)”です。
いま、“watch”の「目的語」を尋ねる疑問文を作ることとなるため、この後ろに「目的語」が欠落していることに注意します。
「どんなスポーツ」は”what sports”であり、その後ろは疑問文の語順となるため、”What sports do you like to (watch on TV?)”が答えとなります。
(2)の解説
各単語の品詞は以下のようになります。
- by…「前置詞」
- people…「名詞」
- as…「前置詞」または「接続詞」または「副詞」
- many…「形容詞」
- uses…「動詞」
- spoken…「形容詞(“spoke”の過去分詞)」
さて、「主語」は”English”であり、「動詞」は”is”であることが分かっています。
Aの発言は「多くの人々は世界中で英語を話す」という意味であることから、
並び替えてできる英文の意味はそれらも踏まえ、「英語は第一言語として、大変多くの人々に話されている」という意味になりますね。
そうすれば、この文では「受動態」を用いることとなります。
ゆえに、“uses”が不要であることが分かり、”is”の後ろには”spoken”が続きます。
「第一言語として、たいへん多くの人々によって」を意味する”by many people as (their first language)”を文末において、
答えは”(English) is spoken by many people as (their first language.)”となります。
(3)の解説
まずは各単語の品詞を特定しましょう。
- so…「副詞」
- get…「動詞」
- did…「助動詞(疑問文や否定文で用いる”did”)」
- you…「名詞」
- CDs…「名詞」
- many…「形容詞」
このセリフの後、Yujiは「それらのほとんどは自分で買ったものだよ」といっています。
ちなみに、”myself”は「自分で」という意味です。
そう考えれば、並び替えてできる英文は「どうやって大変多くのCDを手に入れたの?」という意味になります。
このとき、「主語」は”you”で、「動詞」は”get”と決まります。
“get”の後ろには「目的語」として、”CDs”が続きます。
文頭には”How”を置き、その後ろは疑問文の語順となるので、”How do you get CDs?”となります。
残りの”so”と”many”は”so many”として、”CDs”の前に入れればよいので、
答えは”How do you get so many CDs?”となります。
“how”と”many”があったため、”How many”としてしまい、行き詰ってしまった人も多かったのではないでしょうか。
(4)の解説
まずは各単語の品詞を特定しましょう。
- should…「助動詞」
- I…「名詞」
- one…「名詞」
- to…「前置詞」
- which…「疑問詞」
- decide…「動詞」
Aは”but”の前で、「新しいコンピュータを買いたい」と述べています。
“I’d”は”I would”の短縮形であり、”would like to ~”は「~したい」という意味です。
Bは、Aの発言を受けて「お手伝いしましょう」といっています。
よって、”but”の後ろでは、「私が買うべきどのコンピュータを決められない」という意味の文が来なくてはなりません。
“but”の直後の”I”がこの文の「主語」であることが分かり、この文の「動詞」は”decide”と決まります。
続いて、”decide”の「目的語」を考えていきます。
残りの単語の中で、”which one”を「目的語」として置くしかありません。
この使い方は、”what sports”と同じです。
また、ここでいう”one”は「代名詞」であり、「コンピュータ」を指します。
最後に、”which one”を修飾する「私が買うべき」を意味する「目的格の関係代名詞節」を置けばよいので、
答えは”(but I) decide which one I should (buy.)”となります。
よって、今回は”to”が不要です。
“decide”につられて、”decide to”としてしまい手詰まりになってしまった方も多かったかもしれませんね。
(5)の解説
まず例のごとく各単語の品詞を分析していきましょう。
- much…「副詞」
- makes…「動詞」
- made…「動詞(“make”の過去形)」・「形容詞(“make”の過去分詞)」
- solar panels…「名詞」
- more…「形容詞」・「つづりの長い形容詞・副詞の比較級に用いる”more”」
- their lives…「名詞」
- by…「前置詞」
英文の「主語」は”the electricity”であることが分かりますね。
「動詞」の決定に至っては、”makes”または”made”のどちらかとなります。
しかし、“makes”は品詞として「動詞」しか考えられないため、動詞はそれに決まります。
また、文の後ろに置かれている”convenient”は「形容詞」であり、今回は明らかに「補語」としての役割を担っていることも分かります。
ここで、”make + O + C“が「OをCにさせる」という意味になるため、”make”の後ろに「目的語」が入ります。
そうすると、「名詞」である”solar panels”または”their lives”のどちらかが入ります。
もし、「目的語」を”solar panels”としてしまうと、「電気はソーラーパネルを便利にする」という意味になってしまいます。
ですので、「目的語」を”their lives”とするほかなく、「電気が彼らの生活を便利にする」という意味である”(the electricity) makes their lives convenient.”という骨格となる文が作れます。
最後に、修飾語句を考えていきます。
“solar panels”と”the electricity”の関係を考えれば、後者は前者によって「作られる」ため、”the electricity”の後ろには”made by solar panels”が入ります。
残りは”much”と”more”となりますが、”more convenient”という「比較級」を作り、その前にそれを強める”much”を入れればよいことが分かります。
以上から、答えは”(The electricity) made by solar panels makes their lives much more (convenient.)”となります。
なかなか骨のある難しい問題だったかと思いますが、ここまで自力で解けるようになれれば、しっかりとした英語力がついてきているといえるでしょう。
[中学英語]意識すべきことは4つ!日本語訳のない「並び替え問題」の解き方のコツを解説!
いかがでしたか。
今回は、日本語訳のない「並び替え問題」の解き方のコツを解説しました。
その際、
を意識することが大切です。
今回ご紹介したことを参考にし、問題演習を行ってみてください。
最後までご一読いただきありがとうございました。
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