[中学理科]ここまで解ければバッチリ!「光」に関する難問を解説!

[中学理科]ここまで解ければバッチリ!「光」に関する難問を解説!中学理科

みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。

今回のテーマは、「光」に関する難問についてです。

「反射」・「屈折」・「凸レンズ」に関してこれまで説明してきました。

今回は、これらの知識を駆使して難問に取り組んでみましょう。

ここまで解ければ、怖いものなしかと思います。

それではやっていきましょう!

また、本記事と合わせて以下の記事も是非ご覧ください。

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2019年度・東大寺学園高・大問6に挑戦してみよう!

まず、2019年度東大寺学園高の大問5に取り組んでみましょう。

問題はこちらから参照できます。

「凸レンズ」・「光の屈折」をテーマとした総合的な問題になっていますので、是非挑戦してみましょう。

Aの解説

(1)の解説

求める長さを\(x\)[cm]とおきます。

レンズに関する公式」を用いれば、①の答えは、
\begin{gather}
\frac{1}{x}+\frac{1}{10}=\frac{1}{6}\\
\frac{1}{x}=\frac{1}{6}-\frac{1}{10}=\frac{1}{15}\\
x=15[cm]
\end{gather}
となります。

また、「倍率」を考えれば、②の答えは、
$$6[cm]×\frac{10}{15}=4.0[cm]$$
となります。

(2)の解説

実像において、鉛筆がとがっている方の\(x\)座標,\(y\)座標それぞれを\(x_1,y_1\)とおきます。

レンズに関する公式」より、
\begin{gather}
\frac{1}{10}+\frac{1}{x_1}=\frac{1}{6}\\
\frac{1}{x_1}=\frac{1}{6}-\frac{1}{10}=\frac{1}{15}\\
x_1=15[cm]
\end{gather}
となります。

実像が「倒立」になることに注意し、「倍率」を考えれば、\(y_1\)は、
$$-(4[cm]×\frac{15}{10})=-6[cm]$$
となります。

また、実像において、鉛筆がとがっていない方の\(x\)座標,\(y\)座標それぞれを\(x_2,y_2\)とおきます。

このとき、明らかに\(y_2=0\)[cm]であることが分かります。

また、\(x_2\)に関しても同様に「レンズに関する公式」より、\(x_2=10\)[cm]となります。

(3)の解説

この問題では、最も「倍率」が大きくなるひらがなを選べばOKです。

物体とレンズの中心間の距離を\(a\), 実像ができる位置とレンズの中心間の距離を\(b\)とおくと、「レンズに関する公式」から、
\begin{gather}
\frac{1}{a}+\frac{1}{b}=\frac{1}{6}\\
\frac{1}{b}=\frac{a-6}{6a}\\
b=\frac{6a}{a-6}
\end{gather}
となるので、
$$\frac{b}{a}=\frac{6a}{a-6}×\frac{1}{a}=\frac{6}{a-6}$$
が得られます。

よって、凸レンズに近い方の文字の倍率が大きくなることが分かるので、答えは「と」となります。

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Bの解説

アの解説

図5において、以下の等式が常に成立することが問題文の記述から分かります。
$$\frac{x}{y}=\frac{4}{3}$$

この式を変形して、以下の式を得ます。
$$y=\frac{3}{4}x…(*)$$

(*)より、\(x\)が大きくなると、\(y\)は大きくなります

よって、\(A\)が大きくなると\(x\)は大きくなってゆくため、\(B\)も「大きく」なります。

イの解説

(*)に\(x=\displaystyle \frac{5}{2}\)を代入して、
$$y=\frac{3}{4}×\frac{5}{2}=\frac{15}{8}$$
となります。

ウ・エの解説

\(A=90°\)となるとき、\(x\)は円の半径に等しいので、ウの答えは5[cm]となります。

\(x=5\)を(*)に代入すれば、エの答えは、
$$y=\frac{3}{4}×5=\frac{15}{4}$$
となります。

オの解説

次のことを覚えておきましょう。

屈折率の大きい方から小さい方へ光を入射させるとき、入射角がある角度より大きくなると、屈折せずに反射するようになる(「全反射」)

この場合では「全反射」が起こるので、これが答えとなります。

まとめ:[中学理科]ここまで解ければバッチリ!「光」に関する難問を解説!

いかがでしたか。

今回は、「光」に関する難問を解説しました。

東大寺学園高校の問題を扱いましたが、科学的思考力を試す良問でした。

ここまで解ければ、基本的にどのような問題でも対応できるかと思います。

もし初見でできなかった場合は繰り返し解いて、解き方を確認することが大切です。

今後もこのような難問を解説していきますので、お楽しみに。

最後までご一読いただきありがとうございました。

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