みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。
今回の記事のテーマは、日本語訳付き「並び替え問題」です。
よく高校入試で出題される問題ですが、なかなか解けるようにならない方も多いのではないでしょうか。
日本語訳付き並び替え問題はコツをつかめれば、解きやすくなる問題です。
ですので、その解き方のコツについて考えていきましょう。
また、本記事と合わせて以下の記事も是非ご覧ください。
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日本語訳のある「並び替え問題」の解き方のコツ
日本語訳のある「並び替え問題」の解き方を考えていきましょう。
苦手な人はまずはこの手順で解いてみることをおすすめします。
例題を通じて、解き方を見ていきましょう。
日本語訳のある「並び替え問題」の例題
こちらの例題をまず考えてみましょう。
1.の解説
まずは解答の原則に則って、日本語から「主語」・「動詞」・「時制」を決定しましょう。
そうすると、日本語では「私は毎日英語を勉強します」となっているので、
主語が“I”で、動詞は“study”であり、時制は「現在形」と分かります。
次に、動詞の後ろに、目的語ないしは補語を置きます。
「私は毎日英語を勉強します」ですので、目的語として”study”の後ろに“English”を置きます。
ここまでから、”I study English.”という文が作れました。
そして、最後に修飾語句をセッティングします。
まだ「毎日」にあたる表現をセッティングできていませんから、“every day”を文末に置きます。
以上から、答えは”I study English every day.”となります。
2.の解説
日本語訳から「疑問文」を作ることが分かりますが、まずは「肯定文」から作っていきましょう。
「彼はそのとき~していた」という意味の文を考えると、明らかに過去進行形の文ですから、
主語は“he”で、動詞にあたる部分が“was doing”という「be動詞+一般動詞のing形」になりますね。
最後に、「そのとき」を意味する”at that time”を文末に置いて、”He was doing at that time.”という文ができます。
ここから、疑問文へと書きかえていきます。
一般的に、
ことを意識しましょう。
そうすれば、”He was doing at that time.”は「be動詞の文」であり、疑問文にするときは「be動詞を文頭に出す」のがルールです。
よって、”What was he doing at that time?”と並び替えられます。
3.の解説
日本語から2つの文が連結されていることが分かるため、接続詞を用いた文を作っていきましょう。
そのため、「私はアメリカ人ではない」と「私は英語を話すことができる」というそれぞれに対応する英文を作ってから、両者を接続詞でつなぎます。
まず、「私はアメリカ人ではありません」という英文を作っていきます。
原則通り肯定文から作ってゆくと、主語は”I”で、動詞は”am”となりますね(時制はもちろん「現在形」です)。
be動詞に続く「補語」は、”an American”と決まります。
よって、”I am an American.”という文ができます。
これを否定文にすると、”I am not an American.”となります。
同様にして、「私は英語を話すことができます」を英訳すると、”I can speak English.”となります。
これら2つの文が「逆接」で結ばれているため、2つの英文を“but”でつなぎます。
そうすれば、答えは、”I am not an American but I can speak English.”となります。
4.の解説
ここから、難易度が上がります。
この問題でも原則通り、肯定文から作っていきます。
ここで、
ことを覚えておきましょう。
「雨が降り続いている」という意味の英文を作るとき、主語は“it”になりますね。
なお、「過去から現在に至るまで継続している」意味を訳出したいので、現在完了形を用いることになります。
主語は”it”ですから、「has + 過去分詞」の形となります。
この文は「状態」を表す文であるため本来は「be動詞」を用いますが、現在完了形であるため、その過去分詞である”been”が”has”の後ろに入ります。
そして、”been”の後ろに「補語」である”rainy”を置けば、”It has been rainy.”となります。
最後に、「どのくらい~?」という意味を持つ疑問文にそれを書き換えていきます。
「どのくらい~」という意味を持つのは“How long”ですから、文頭にこれを置きます。
“How long”に関しても「疑問詞」と同じ扱いとなるので、その後ろを疑問文の語順にします。
“It has been rainy.”を疑問文にするには、“has”を文の頭に出せばよいので、
答えは、”How long has it been rainy?”となります。
5.の解説
これまでと同様に、「このクラスの中で最も足が速いのは誰ですか」から主語・動詞・時制を決定すると、
主語が「誰が」であり、時制は明らかに「現在形」なので、動詞は状態を表す「be動詞」となります。
しかし、カッコ内にはbe動詞はありません。
このような場合はどうすればよいでしょうか?
このようなときは、
とよいです(英作文でもこの考え方は重要です)。
そうすると、「誰がこのクラスの中で最も速く走りますか」と言い換えることができますね。
そうすれば、動詞は”runs”と決まります。
しかし、”run”の後ろに三単現の”s”がついているのが奇妙ですね。
一方、主語は「誰が」を意味するものではなくてはならないので、”who”が適することとなります。
ここで、
ことを知っておきましょう。
よって、”run”に三単現の”s”をつけなければならないのです。
以上より、骨格となる”Who runs?”という文が作れます。
あとは、「最も速い」と「このクラスの中で」を文末につければ完成です。
「最も速い」は「最上級」ですから、「the + 最上級(~est)」の形をとります。
ですので、それを英語にすると”the fastest”となります。
また、「このクラスの中で」は”in this class”と訳すことができます。
以上から、答えは”Who runs the fastest in this class?”と決まります。
6.の解説
今回の場合も日本語を言い換えてみましょう。
そうすると、「彼と再会することが私をうれしくさせるだろう」と書きかえることができますね。
そうすると、主語は「彼と再会すること」ととなります。
時制は「未来形」ですから、今回の場合は「will + 動詞の原形」をその後ろに置くとよいでしょう。
では、今回の場合、動詞はどうなるでしょう。
ここで、“make + O + C”が「OをCにさせる」いう意味になることを思い出しましょう。
今回はこれがそのまま使えるため、動詞は”make”となり、その後ろに”me happy”が続きます。
さて、主語を英訳するとどうなるでしょうか。
ことが一般的です。
今回の場合はカッコ内に”to”があるので、to不定詞を用いましょう。
「彼と再会する」は”meet him again”と訳せるため、主語は”To meet him again”となります。
以上から、答えは”To meet him again will make me happy.”と決まります。
この問題は、様々な文法知識を組み合わせないと解けない構造となっており難しく感じた方も多いでしょう。
ここまで自力で解けるようになれれば、英語の実力がついてきているといえるでしょう。
まとめ:[中学英語]意外と簡単!日本語訳付き「並び替え問題」の解き方のコツを丁寧に解説!
いかがでしたか。
今回は、「並び替え問題」の解き方のコツを解説しました。
特に、問題文に日本語訳がある場合、
という手順を踏んでゆくとよいでしょう。
しかし、「並び替え問題」では日本語訳がついていない場合もあります。
次回はそのようなケースでの解き方を解説していきますので、お楽しみに。
最後までご一読いただきありがとうございました。
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