みなさんこんにちは、Yutaです。
新しい企画として、「学習法」に関するコラムを執筆していこうと思います。
これまでの記事と同様に、こちらもご覧いただけますと幸いです。
さて今回のテーマは、「数学の勉強法」についてです。
私自身高校受験と大学受験を経験していますが、
夏休み明けの模試で高校受験生のときは偏差値ががくんと落ち、
一方で大学受験生のときは偏差値が約10上がるという、両極端な経験をしております。
私は塾でも働いておりますが、実際夏休み明けに成績が上がらずに退塾する方も多い印象です。
そのような失敗例と成功例を踏まえ、数学力を高めるための学習法について解説していきます。
高校受験生のときの間違った学習法
まず本題に入る前に、冒頭に述べた失敗例と成功例の違いを考えていきましょう。
私は高校受験のときは地元にある進学塾に、大学受験のときは大手予備校に通っていました。
高校受験生のときに通っていた塾はどのように数学を教えていたかといえば、
- テキストに掲載されている問題の解き方を解説するのみで、その解き方をどのように発想するのか説明しない
- とりあえずひたすら問題を解けば、できるようになる
といった感じです。
高校受験を対象とした塾ではこのような指導をしているところも多いかと思います。
ですが、それを信じ学習していた当時の私は熱心に勉強したにもかかわらず成績が落ちてしまったのです。
成績が落ちたということは勉強のやり方が間違っていたということになりますが、この勉強法の何がダメだったのでしょうか?
数学はどのように勉強するのがよい?
その答えは、
の2点です。
そもそも、応用問題というのは、複数の典型問題が組み合わさってできていることがほとんどです。
ですので典型問題の解き方をしっかりと習得することがまず大切になります。
しかしそれだけでは応用問題は解けるようにはなりません。
直面した応用問題を分析し、馴染みのある典型問題が組合わさっていることに気づけるかも重要です。
すなわち、複雑な問題を要素還元する力を身に付けなければならないのです。
大切なことなので、まとめると、
というのが数学を学習する上でのポイントになります。
高校受験時の学習法は今述べた2つのポイントを実践できていなかったので、成績が上がらなかったといえます。
大学受験生のときに通っていた大手予備校では、
大学受験の数学であるにも関わらず授業で解説していた問題数は前期で140問ぐらいだったかと思います。
140問というと少なく感じるかもしれませんが、その140問があらゆる問題を解いてゆく上でのベースとなっていたのだと気づかされます。
夏休みにそれらを復習したことにより、典型問題の解法を身に付けたことができました。
それだけではなく、随所随所で応用問題を解く上での着眼点も解説してくれていたこともあり、
思考力を高めることができたと思っています。
そのため、夏休みで数学の偏差値が約10アップし、どの志望校でもA判定をとることができたのではないでしょうか。
分からずに悩む時間が「数学力」を向上させる
さて、これもよく寄せられる声ですが、「分からない」ときはすぐに答えを見てもよいかということについて考えます。
塾によっては「分からないときは答えを見て解き方を覚えなさい」と指導するところもあると思います。
私はこれは半分正解で、半分不正解だと考えています。
どういうことかというと、
ということです。
計算問題や典型問題はそもそもやり方が分かっていないと解けませんから、これらが分からないという場合はすぐに答えをみてそれを覚えた方が学習効率が高いです。
しかしながら、難度の高い応用問題や入試問題に取り組む際は、いろいろと試行錯誤しながら答えを導くことが大切です。
なぜならその試行錯誤の繰り返しこそが、数学における思考力を高めるトレーニングに他ならないからです。
ですので、時間を割けるのであれば、1時間・2時間考えてもよいわけです。
そういったこともあり、学生に対して私は受験直前期を除いては納得のいくまで試行錯誤して考えるよう指導しています。
そのため、数学を学習する際は「分からずに悩む時間」を大切にしてもらいたいと思います。
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まとめ:3か月で偏差値10アップも可能!「数学ができない」とお悩みの方に贈る勉強法の極意を解説!
いかがでしたか。
今回は、「数学ができない」とお悩みの方に贈る勉強法の極意を解説しました。
数学の学習においては、
に気を付けるようにしましょう。
また、分からない問題に直面したときは、
ということを意識しましょう。
本記事の内容がみなさまの学習に役立てば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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