[中学数学]誘導の意味するところは?日大習志野高で出題された「平面図形」の過去問を解説!

[中学数学]誘導の意味するところは?日大習志野高で出題された「平面図形」の過去問を解説!中学数学

みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。

今回は、日大習志野高で出題された「平面図形」の過去問を解説していきます。

日大習志野はところどころで難問が出題されることも多いので、しっかりとした対策が必要となります。

今回解説する問題は、誘導が付いていますが、それをどう活用するかが難しいものとなっています。

これまで解説してきたことも踏まえ、その誘導に乗るようにして答えを導いていきましょう。

また、本記事と合わせて以下の記事もぜひご覧ください。

スポンサーリンク
どんな問題でも「解法がひらめく」思考法を解説!

問題演習をいくらこなしても未知の問題が解けるようにならないとお困りではありませんか。
未知の問題に立ち向かうには、思考の「型」を身に付ける必要があります。
思考の「型」を解説した書籍をAmazonで販売中。
Kindle Unlimitedなら、追加料金なしで閲覧可能。

公立からMARCH付属校まで通ずる「裏ワザ」を解説中!

「MARCH付属校をはじめとした人気難関私立校を志望しているが、対策が立てづらい・・・」
「解説を読んで『理解』できても、自力で『解けない』・・・」
などでお悩みではありませんか。
公立からMARCH付属校対策までをすべてを網羅する「裏ワザ」を解説中!

「平面図形」攻略におすすめの書籍

「平面図形」攻略におすすめの書籍をご紹介します。

「解法のエッセンス」では平面図形で学習する内容をどう実際の問題に活用するかに重点をおいて執筆されています。

いきなり問題集に取り組む前に、これらを通して問題を解く際の方法論を身につけるとよいでしょう。

難関校を目指す方や平面図形を得意になりたい方にはおすすめです。

問題の概要

今回解説する問題は以下の通りです。

まずは自力で取り組んでみましょう。

AB=8cm, AC=7cm, ∠B=90°の△ABCと正三角形BDCについて、次の問に答えよ。

[中学数学]誘導の意味するところは?日大習志野高で出題された「平面図形」の過去問を解説!

(1)辺BCの長さを求めよ。
(2)△ABCの内部に点Pを、△BDCの内部に点Qをとる。
△PBC≡△QDCであるとき、∠PCQの大きさを求めよ。
(3)△ABCの内部に点Rをとる。RA+RB+RCの長さの最小値を求めよ。

(1)の解説

まずは(1)です。

この問題は、典型題ですので必ず正解したいところです。

点AからBCに垂線を下ろし、その足をHとします。

[中学数学]誘導の意味するところは?日大習志野高で出題された「平面図形」の過去問を解説!

このとき、△ABHは「90°・60°・30°の直角三角形」となるので、

\(BH=4\)cm, \(CH=4\sqrt{3}\)cmと分かります。

次に、△ACHで三平方の定理を用いると、\(CH=\sqrt{CA^2-AH^2}=1\)cmとなります。

以上より、BC=BH+CH=5cmと求まります。

(2)の解説

次に、(2)です。

∠BCQ=∠ACB-∠QCD=60°-∠QCDとなりますね。

いま、△PBC≡△QDCより、∠PCB=∠QCDが成立します。

以上より、∠PCQ=∠PCB+∠BCQ=60°と求まります。

[中学数学]誘導の意味するところは?日大習志野高で出題された「平面図形」の過去問を解説!
スポンサーリンク

(3)の解説

最後に、(3)です。

(2)の結果を活用しながら、考えてゆくのがカギです。

[中学数学]誘導の意味するところは?日大習志野高で出題された「平面図形」の過去問を解説!

(2)の結果より、△CPQは正三角形になることが分かります。

そうすると、上の図より、

AP+BP+CP=AP+PQ+QD

となることが分かりますね。

そのため、AP+BP+CPの長さが最小となるとき、A,P,Q,Dの4点が一直線上に並べばよいことがいえます。

そうすると、この問の答えは、線分ADの長さを求めればよいことになります。

点Aから直線BDに垂線を下ろし、その足をIとします。

[中学数学]誘導の意味するところは?日大習志野高で出題された「平面図形」の過去問を解説!

このとき、△ABIは「90°・60°・30°の直角三角形」となるので、

\(BI=4\)cm, \(AI=4\sqrt{3}\)cmとなります。

よって、△ADIで三平方の定理を用いて、

\(AD=\sqrt{AI^2+BI^2}=\sqrt{9^2+48}=\sqrt{129}\)cmと求まります。

このように、辺の長さの和を前の設問を活用して、一直線上に出現させることがポイントでした。

まとめ:[中学数学]誘導の意味するところは?日大習志野高で出題された「平面図形」の過去問を解説!

いかがでしたか。

今回は、日大習志野高で出題された「平面図形」の過去問を解説しました。

(2)の誘導の意味が分からず、手が止まってしまった方も多いかと思います。

(2)の結果を用いて、辺の長さの和を一直線上に出現させることができるかがカギでした。

問題に取り組む際は、その誘導から何がいえるのかを考えながら解いてゆくことが大切です。

引き続き、過去問等の解説を行ってゆくのでお楽しみに。

最後までご覧いただきありがとうございました。

また、本記事と合わせて以下の記事もぜひご覧ください。

スポンサーリンク
どんな問題でも「解法がひらめく」思考法を解説!

問題演習をいくらこなしても未知の問題が解けるようにならないとお困りではありませんか。
未知の問題に立ち向かうには、思考の「型」を身に付ける必要があります。
思考の「型」を解説した書籍をAmazonで販売中。
Kindle Unlimitedなら、追加料金なしで閲覧可能。

公立からMARCH付属校まで通ずる「裏ワザ」を解説中!

「MARCH付属校をはじめとした人気難関私立校を志望しているが、対策が立てづらい・・・」
「解説を読んで『理解』できても、自力で『解けない』・・・」
などでお悩みではありませんか。
公立からMARCH付属校対策まですべてを網羅する「裏ワザ」を解説中!

スポンサーリンク
中学数学図形
Yutaをフォローする
BREAKTHROUGH

コメント

タイトルとURLをコピーしました